【予告】科学技術週間の研究所一般公開で地すべりマップの5大展示を展開します

 科学技術週間の一環として防災科学技術研究所では4月22日(日)に研究所の一般公開を行ないます。
(研究所一般公開のチラシ=PDF)
 地すべり変動研究チームでは一般公開に向けて、地すべりマップの成果を親しみやすい形で公開するため、【地すべりマップの5大展示】として 工夫をこらした展示を企画しています。

展示企画1 展示企画2

1.地すべり地形分布図の巨大床地図

 一昨年の一般公開でも床地図を展示しましたが、今年は作成する範囲に関東地方も含めたこと、 地すべり地形以外にも防災防災科研で観測している地震観測点、火山観測点、MPレーダなどの場所を入れ込みました。 また、一般来場者のために分かりやすい地図にしたいということで、観光施設、温泉、スキー場などの情報も書き入れて見ました。

巨大床地図1 巨大床地図2

 左は今回床地図を製作した範囲です。5万分の1縮尺で作成した床地図の大きさは、縦6m、幅11mです。タタミの大きさにすると、41畳敷きになります。

2007年床地図凡例 地図のようす

 今年は地図の範囲を広げ、防災科研の地震、火山観測点、MPレーダー位置とレーダー範囲、1927関東大震災、2004年中越、2007年能登の震源情報を追加しました。

また、温泉スポットなどの身近なお楽しみ情報を多く表示しており、地形を眺めながら土地の情報も楽しめるようになっております。是非、ご来場のうえご覧ください。

2.Google Earthに地すべり地形を重ねて空中散歩

 2台のプロジェクターから投影するパノラマ大画面(150インチ相当)に、地すべり地形を重ねた日本列島の三次元の地形を表示します。 地すべり地形を鳥瞰できるので、その分布がリアルに分かります。

Google Earthに地すべり地形を重ねて空中散歩1 Google Earthに地すべり地形を重ねて空中散歩2

ゲームパッドで操作(操縦)ができるので、楽しみながら日本列島各地の地すべり地形を理解することができます。 まるで自分が宇宙飛行士やパイロットになったかと錯覚するかも知れません。

3.災害を引き起こした地形を立体視で見る

 災害地形の立体表示  地形は災害が繰り返し起きることで作られました。そのため災害を受けやすい場所は地形からある程度推測が可能です。 また、地形は立体的に見ると良く理解出来ます。このコーナーでは2台のプロジェクターを用いて立体表示を行ないます。
 地すべり地形の他に、活断層や土石流扇状地などを紹介します。また、筑波研究学園都市、火山地形などの空中散歩を楽しめる立体写真の紹介も 行ないます。お楽しみに。

災害を引き起こした地形を立体視で見る1 災害を引き起こした地形を立体視で見る2 地すべり地形の立体シートを見る来訪者  立体視のコーナーも作りますので、立体視に挑戦して見てください。

4.地震によって起きる土砂災害を立体模型で調べよう

 2004年の新潟県中越地震では、地すべり地形の斜面で多くの土砂災害が起きました。これを立体模型と立体図面で分かりやすく解説するコーナーです。 地震前の地すべり地形と地震で発生した地すべりの関係をジオシミュレーター(立体模型投影装置)を用いて、中越地震で地すべりが起きた斜面と地すべり地形の 関係についての説明を行ないます。

立体模型と立体図面1 立体模型と立体図面

 地すべりで大きな被害を受けた山古志村の一部を90cm四方の大きさの立体模型(縮尺1/3,000)に再現し、この模型を立体模型投影装置(ジオシミュレーター) の中で、様々な地図や画像情報を投影して地形との関係を分かりやすく説明します。

山古志村の一部を90cm四方の大きさの立体模型1 山古志村の一部を90cm四方の大きさの立体模型2

 偏光メガネで見る立体シートや立体模型も用意しています。説明パネルと合わせてご覧下さい。

5.通常展示の拡大版

 通常の地すべりマップの展示は、50インチのプラズマディスプレイ、展示パネル、大判掛図などを用いて、 説明者が不在でも概要が伝わるように展示を行なっています。 一般公開では新たな展示パネルを追加するなど拡大版で実施します。地すべりについて詳しく知りたい方は係の者に質問して下さい。

通常展示の拡大版1 通常展示の拡大版2

 上の写真は通常のアトリウムの展示風景です。また、右の写真は昨年の一般公開の様子です。